
ファミリーマートは24日、チョコレートを使ったスイーツフェアを開催すると発表した。全国のファミマ店舗で28日からケーキやアイスなど約10種を販売する。チョコフェアを開くのは2024年に続き2度目。カカオ豆の価格が高騰するなか、価格維持のためにチョコの使用量を抑えつつソースやムースなどでチョコレートを補った。
11月下旬までの期間限定で「ファミマがチョコだらけ!」を開催する。パンや生菓子、ドリンク、アイスなどで11種のチョコ商品をそろえる。価格帯は198~395円に抑えた。前回は198~348円で販売した。
ファミマは24年10月に販促企画「スイーツのファミマ」の第1弾として、チョコフェアを始めた。前回は焼き菓子の中にチョコクリームを入れるなど、商品の一部にチョコを使用する商品もあった。今年はチョコ味の生地やムース、ソースを活用し、商品全体をチョコづくしにして満足感を高める工夫をこらした。
目玉は新発売の「濃厚ショコラドームケーキ」(395円)。ケーキ全体にチョコ味のガナッシュやムース、ソースを使った手作りスイーツだ。前回のフェアで人気だった「濃厚ショコラロール」(320円)は生地に新たにチョコソースを加えて刷新した。
ファミマ商品本部スイーツ部の山岡美奈子部長は「カカオ豆の価格が高騰していることから、チョコの配合を減らしたり素材を見直したりして販売価格を抑えた。節約志向が高まっていることから手軽に買えるコンビニスイーツとして需要を取り込みたい」と話す。
ファミマはスイーツの販売に力を入れている。24年10月からスイーツのファミマを計10回実施し、25年8月までにパンや菓子などの売上高が前年比で4%程度伸びた。
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