24日の米ニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が最高値を更新し、前日の終値から472.51ドル(1.01%)上昇し、4万7207.12ドルをつけて取引を終えた。終値が4万7000ドル台を突破するのは初めて。同日発表の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが進むとの見方から、株が買われた。

 ダウ平均は取引開始直後から買いが広がり、一時は500ドル超上昇して、4万7326.73ドルをつけ、取引時間中の過去最高値も更新した。金融やテクノロジー関連の株を中心に買われた。

 24日に発表された9月のCPIは、前年同月比で3.0%上昇し、市場予想をわずかに下回った。エネルギーと食品を除くコア指数は、前月よりも伸びが鈍化し、同3.0%の上昇となった。関税引き上げによるインフレ(物価高)が懸念される中、上げ幅が予想より緩やかだったことを受け、FRBが今後も利下げを続け、利下げが景気刺激につながるとの見方が広がった。

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