シチズンマシナリーは国内工場の一つ、北上事業所（岩手県北上市）内の新棟が完成したと発表した。分散していた倉庫・事務機能を移設し集約することで、新たな生産スペースを生み出した。コンピューター数値制御（CNC）自動旋盤を手掛ける同事業所の最大生産能力を従来比2割高める。航空機や自動車向けの需要拡大に対応する。
新棟は地上2階建てで、建築面積は2600平方メートル、延べ床面積は約5200平方メートル。設備の導入や移設などを順次始め、2026年4月の本格稼働を予定する。同社は「Miyano」ブランドのCNC自動旋盤を国内では北上のほか長野県の軽井沢本社と佐久事業所の3工場で生産する。新棟により3工場合計で月170台の生産体制を実現する。
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