コンパクトデジタルカメラ「RICOH GR IV(リコー ジーアール フォー)」

リコー子会社でカメラ開発のリコーイメージングは21日、コンパクトデジタルカメラの新製品を9月12日に発売すると発表した。カメラブランド「GR」シリーズとしては約6年半ぶりの新製品となる。手軽に持ち運べて日常を撮るスナップ写真に特化し、小型で軽量なのが特徴だ。写真にこだわりのある趣味層や若年層の需要を見込む。

新製品「RICOH GR IV(リコー ジーアール フォー)」を発売する。市場での販売価格は19万5千円程度を想定する。

GRの新製品㊨は旧機種㊧に比べてボディー本体を薄くした(19日、東京都渋谷区)

フルサイズよりも一回り小さい「APS-C」と呼ばれる大きさの画像センサーを搭載する。画質を向上させながら旧モデルよりも本体ボディーを薄くした。撮りたい瞬間を逃さないように、シリーズ最速となる約0.6秒での高速起動も強みだ。

デジカメ市場はスマートフォンのカメラ性能に満足しない若年層に買い支えられて回復基調が続く。業界団体のカメラ映像機器工業会(CIPA)によれば、2024年のデジカメ世界出荷台数は前年比10%増の849万台で7年ぶりにプラスに転じた。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。