日東電工は27日、2026年3月期の連結純利益が前期比8%減の1260億円になる見通しだと発表した。従来予想の1250億円から10億円上方修正した。高性能スマートフォン向け製品の需要増加を織り込んだ。

売上高は2%減の9950億円、営業利益は7%減の1730億円を見込む。それぞれ従来予想から110億円、30億円上方修正した。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比14%減の689億円だった。ハードディスクドライブ(HDD)向けの回路材料が不調だった。前年同期に比べ円高になり、営業利益を105億円押し下げた。

売上高は2%減の5135億円、営業利益は14%減の945億円だった。

【関連記事】

  • ・日東電工・高崎社長「産業用テープ、剝離技術に循環型社会のニーズ」
  • ・日東電工、CO2分離技術のノルウェー社に出資 26年度に実証実験

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。