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【ニューヨーク=谷本克之】米ブルームバーグ通信は27日、米メディア大手パラマウント・スカイダンスが29日から約1000人の人員削減を始めると報じた。同社は8月、米メディア大手のパラマウント・グローバルと米映画制作大手のスカイダンス・メディアが合併して誕生した。重複する事業を中心にコスト削減を進める意向を示していた。

ロイター通信によると、合併前の2024年12月時点でパラマウント・グローバルにはフルタイムとパートタイム従業員計約1万8600人と、プロジェクトベースの従業員3500人がいた。今回の削減は当時の従業員数の約5%にあたる。

動画配信サービスの普及などで業績が悪化する米メディアでは再編が相次いでいる。パラマウント・スカイダンスは身売りを検討するワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の買収に意欲を示している。ブルームバーグ通信は今回の計画以降も、人員削減を予定していると報じた。

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