明治ホールディングス(HD)は28日、食品子会社の明治で希望退職者を募集すると発表した。2026年3月末時点で満50歳以上かつ勤続15年以上の管理職と総合職が対象。募集人数は定めず、通常の退職金に特別加算金を上乗せして支給する。年齢にこだわらない抜てき人事ができる環境を整え、組織の活性化を図る。

明治HDは「人件費削減の目的ではない」と説明する。退職日は26年3月末で、募集期間は25年10月29日〜12月19日。希望者には再就職を支援する。

同社が4月に導入した新たな人事制度では、職務と役割に基づく等級を設定。成果と行動による絶対評価、公正で競争力のある報酬を柱としている。年齢に依存しない起用に加え、多様な人材が活躍できる人的資本経営への転換を進めている。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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