ユニクロの体験型イベント「パフ展」(30日、東京都渋谷区)

ファーストリテイリング傘下のユニクロは30日、東京都内で保温性の高い機能性衣料「パフテック」の体験型展示会をメディアに公開した。同社はパフテックを軽量のアウターにおいて主力の「ウルトラライトダウン」に代わる商品として打ち出す。気温の寒暖差が激しくなるなか、着回しの良さを消費者に訴える。

31日から11月3日まで、クレインズ6142(東京・渋谷)で「パフ展」を開く。展示会ではパフテックを使ったアウターなどの商品を展示・販売するほか、着用タイプ診断などの体験型イベントも用意する。

パフテックは2024年に発売した機能性衣料。保温性が高いうえに持ち運びやすく、寒暖差の激しい時期に活用しやすい。足元では気温が低くなっており、衣替えのタイミングが読みにくい。ユニクロはパフテックを使うことで、体感温度を調整しやすい点をアピールしていく。

同社の調査によると、全体の66%が「大規模な衣替えはしなくなった」と回答したという。ファストリの遠藤真広グループ執行役員は「気候変動で服の着用実態が変わってきた。パフテックを気温差に備える『衣備え』として活用してほしい」と話した。

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