日立は今期の業績予想を上方修正した

日立製作所は30日、26年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比22%増の7500億円になりそうだと発表した。電気を効率的に配分する送配電設備などが好調に推移し、従来予想から400億円上方修正した。事前の市場予想(QUICKコンセンサス、7598億円)は下回った。

売上高にあたる売上収益は5%増の10兆3000億円、調整後営業利益は14%増の1兆1030億円とした。それぞれ従来予想比で2000億円、980億円の上振れとなる。

同日発表した4~9月期の連結決算は、売上収益が前年同期比5%増の4兆7874億円、純利益が62%増の4728億円だった。4~6月期に前年同期比で減収減益と低迷した海外IT(情報技術)サービスなどを含むDSS部門は、7~9月期は増収増益に転じた。

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