関西電力は30日、2026年3月期の連結純利益が前期比14%減の3600億円になる見通しだと発表した。従来予想は2950億円だった。25年夏が酷暑となり、空調などの電力需要が増えたため。定期検査の影響で前期より原子力発電所の稼働率が下がり減益になるものの、減益幅は650億円縮小する。年間配当は従来予想より15円多い75円を計画する。
売上高は7%減の4兆500億円、営業利益は4%減の4500億円を見込む。従来予想より500億円、700億円、それぞれ上方修正した。電力販売の増加が経常利益ベースで180億円の増益要因になる。上期(25年4〜9月期)の為替が想定より円高で推移し、海外エネルギー事業で燃料の調達コストが減ったことも寄与する。
同日発表した25年4~9月期の連結決算は売上高が前年同期比6%減の2兆81億円、純利益は2%増の2329億円となった。
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