国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー」が30日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開幕した。日本自動車工業会(自工会)の片山正則会長(いすゞ自動車会長)は開幕式で「移動をただの手段ではなく豊かさをもたらすものにしたい」と強調。その上で「異業種や若い世代などが知恵を出し合う『共創』が重要だ」と語った。

一般公開は31日から11月9日まで。過去最多の500社・団体以上が参加し、新型車や技術を競い合う。

開幕式では、総裁を務める三笠宮家の瑶子さまが「日本の技術を世界に伝え、海外に負けないように取り組んでほしい」と述べられた。

この日は大手自動車のトップが愛車を紹介するイベントも開いた。トヨタ自動車の佐藤恒治社長は1988年製の初代「MR2」を披露。譲り受けてから1年かけて自ら整備したと語り、「手がかかるほど、いとおしい。子どもを育てるのと一緒だ」と笑顔を見せた。

「ジャパンモビリティショー」の開幕式であいさつする日本自動車工業会の片山正則会長=30日午後、東京都江東区

「ジャパンモビリティショー」のイベントで愛車について語り合うトヨタ自動車の佐藤恒治社長(右)とホンダの三部敏宏社長=30日午後、東京都江東区

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