地上28階建ての複合ビルを2031年に完成させる(イメージ図)

関電不動産開発、南海電気鉄道、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の3社は21日、大阪・難波で建設する大型複合ビルのメインテナントとして米ハイアット・ホテルズ・コーポレーションのホテルが入ると発表した。都市型ホテルブランド「ハイアットセントリック」を関西ではじめて展開する。

新設する複合ビルは2027年3月に着工し、31年3月の開業を予定する。地上28階・地下2階建てで、高さは128メートル。低層部には商業、中層部にオフィスが入る。南海難波駅直結の「なんば広場」に面し、地下街「NAMBAなんなん」を経由して大阪メトロなんば駅とも接続する。

高さ128メートルのビル内にはホテルのほか商業施設やオフィスが入る(イメージ図)

テナントとなる「ハイアットセントリックなんば大阪」は15〜28階部分に入る。客室数は267室で、広さは全室34平方メートル以上。屋上にはルーフトップバーを設ける。ハイアットは同じ難波エリアで24年に「キャプション by Hyatt」を開業している。ハイアットセントリックは国内で東京・銀座と金沢市にあり、26年には札幌市にもオープンする。

難波エリアでは31年春にJR西日本と南海電鉄が共同で運営する新線「なにわ筋線」が開通し、新駅が開業する予定。

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