ファーストリテイリング傘下のユニクロは21日、衣料の提供や商品開発などに関わる「グローバルブランドアンバサダー」に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)親善大使で俳優のケイト・ブランシェット氏が就任したと発表した。難民問題などを支援するブランシェット氏を起用し、グローバルな社会的課題に取り組む姿勢をアピールする。

ユニクロのグローバルブランドアンバサダーに就任したケイト・ブランシェット氏

ブランシェット氏は「TAR/ター」や「キャロル」、「ブルージャスミン」、「エリザベス」などの映画作品に出演し、アカデミー賞やゴールデングローブ賞などを受賞している。UNHCRの親善大使や英ウィリアム皇太子が創設した環境賞「アースショット賞」の評議会メンバー、英国国立劇場の理事を務める。

ユニクロのグローバルブランドアンバサダーには現在、元テニスプレーヤーのロジャー・フェデラー氏やテニスプレーヤーの錦織圭氏、プロゴルファーのアダム・スコット氏など6人が就任している。ユニクロは衣料の共同開発やアンバサダーへの衣料提供などを担う。

ファストリの柳井正会長兼社長は「ブランシェット氏の功績はエンターテインメントの枠にとどまらず、長年にわたり人道支援や環境問題に情熱をもって力を尽くしてきた。ブランシェット氏とともに社会に良い変化をもたらすよう取り組んでいく」とコメントした。

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