日本ガイシのNAS電池は大容量が特徴だった(愛知県小牧市)

日本ガイシは31日、大容量蓄電池「NAS電池」の製造と販売を終了すると発表した。中国勢による低コストのリチウムイオン電池が市場に流入していることや、原材料高で将来的に収益を確保することが難しいと判断した。同社のNAS電池の40年にわたる開発・事業活動が幕を閉じる。

31日に開いた取締役会で決定した。最終出荷日は2027年1月ごろを予定する。事業の撤退により2026年3月期の連結決算に約180億円の特別損失を計上する。日本ガイシの小林茂社長は同日の記者会見で「潮時かなと思い決心した」と漏らした。

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