NTT東日本とNTT西日本は31日、インターネット接続サービス「フレッツ光」などの解約時の設備撤去工事について有料にすると発表した。担当者が訪問して作業する場合が対象で、利用者自身でレンタル機器を返却する場合はこれまでと同様に無料だ。昨今の部材費や人件費などが高騰する状況を踏まえて判断した。

2026年4月1日以降の申し込み分から適用する。フレッツ光や光回線電話などを解約すると、設備の撤去や端末の回収作業が必要になる。NTT東のホームページから工事を申し込んだ場合の費用は、戸建てでは1万3200円、集合住宅では1万1000円。NTT西では戸建てで2万900円、集合住宅で1万4300円の工事費がかかる。

NTT東西は31日、光回線の新設や変更にかかる基本工事費を改定することも発表した。担当者が訪問する場合のフレッツ光の基本工事費はNTT東が2万2000円、NTT西が8250円だったが、26年7月以降はホームページ以外からの解約申し込みについて1100円値上げする。ホームページから申し込みをした場合の料金はこれまでと変わらない。

両社は「今後もサービス提供・運用コストに関わる材料費・人件費などの情勢を踏まえて(料金の)見直しをする可能性はある」としている。

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