グローバルダイニングが手掛ける那須パラダイスヴィレッジ(栃木県那須塩原市)

和食店「権八」などを手掛けるグローバルダイニングは31日、2025年12月期の年間配当を5円(前期はゼロ)にすると発表した。復配は2008年12月期以来、17年ぶり。大型店舗の出店に関わる投資が一段落したほか、インバウンド(訪日外国人)客の増加などで国内店舗の売上高が増加した。今後も継続して配当をするという。

同日発表した25年1〜9月期の連結決算は、純利益が前期比83%減の9400万円だった。ホテルや飲食店を集めた那須パラダイスヴィレッジ(栃木県那須塩原市)の開業や、米国の出店に伴う人件費の増加が響いた。

売上高は15%増の97億円、営業利益は45%減の2億9800万円だった。インバウンド客数が伸び、権八やイタリアンレストラン「ラ・ボエム」など国内の既存店で売り上げが伸びた。

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