
【ニューヨーク=西邨紘子】米フォード・モーターは31日、インドの南部チェンナイに次世代エンジンの工場を建設すると発表した。325億ルピー(約570億円)を投じ、2029年の稼働を目指す。年間で23万5000個の生産能力を見込む。
投資計画はフォードがチェンナイのあるタミルナドゥ州と9月に交わした合意に基づく。同社はインド生産から一度撤退したが、3年ぶりに完成車工場を再開し、輸出拠点として活用する計画を発表していた。
新工場で生産する具体的な車種などは発表していない。
タミルナドゥ州には自動車各社の生産拠点が集まる。フォードは同州では現在1万2000人を雇用しており、新拠点でさらに600人以上を雇用するとしている。
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