
良品計画が5日発表した生活雑貨店「無印良品」の国内既存店売上高(オンラインストア含む)は、前年同月比16%増だった。同社はアスクルが受けたサイバー攻撃の影響で電子商取引(EC)サイトの販売を停止しているが、会員向け大規模セール「無印良品週間」を中心に店舗での販売が好調だった。
ECの停止が売上高の前年同月比で4ポイントの押し下げ要因となった。一方で10月の無印良品週間が8日間と前年同月より1日増えたことで3〜4ポイント押し上げた。部門別では「衣服・雑貨」が23%増と好調だった。
良品計画はアスクル子会社に物流の一部を委託しているECサイトの販売を10月19日から停止している。国内販売のうちEC経由は1割程度と見られるが、かき入れ時の無印良品週間にECでの販売ができず、影響も懸念されていた。
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