この事業は、自動運転システムの開発を手がける東京の企業「T2」と「佐川急便」、それに「西濃運輸」など物流大手5社が先月から始めました。

21日は茨城県内のテストコースで、ドライバーが乗車したうえでハンドルから手を放す「レベル2」の自動運転でトラックが走行する様子が報道陣に公開されました。

トラックは時速およそ70キロで走行し、ハンドルが自動で動いてカーブしたり、減速して車線変更したりしていました。

このトラックは先月以降、週5回程度、東名高速道路などを走り、関東と関西の間の物流で実際に活用されているということです。

現在はまだドライバーが乗車する形ですが、システムを開発した企業では2027年には無人で走る「レベル4」の自動運転トラックによる輸送を実用化したいとしています。

「T2」の國年賢事業開発本部長は「物流の人手不足は深刻化していて本当に時間がない。2027年には無人化を達成し、少しでも日本の物流に貢献できるようにしたい」と話していました。

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