財務省は6日発表した10月の経済情勢報告で、全国11地域の景気判断を据え置いた。個人消費が底堅く推移しているほか、日米関税交渉の合意で不透明感が低下したことを踏まえた。全国の総括判断は9四半期連続で「緩やかに回復しつつある」に据え置いた。
全国各地の財務局が直近3カ月の地域経済動向を点検し、同日の全国財務局長会議に報告した。
項目別では、個人消費と雇用情勢は全地域で据え置き。生産活動については、北陸を上方修正し、中国、四国を下方修正した。「中国で産業資材メーカー向けの受注が好調」(北陸の生産用機械)との声があった一方、「国内での建設需要の低迷により、生産量が減少している」(中国の化学)との声もあった。
財務省=東京都千代田区
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