ロームは6日、2026年3月期の連結最終損益が90億円の黒字(前期は500億円の赤字)になりそうだと発表した。70億円の黒字だった従来予想から20億円上振れする。主力の自動車向けなどのパワー半導体の販売が想定を上回った。
売上高は前期比3%増の4600億円、営業損益は50億円の黒字(前期は400億円の赤字)とそれぞれ200億円、10億円上方修正した。電気自動車(EV)向けなどのパワー半導体が回復するほか、業績不振に伴う構造改革で販管費などの固定費を抑制する。
同日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、売上高が前年同期比5%増の2442億円、純利益は5倍の103億円だった。
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