北海道産の冷凍ホタテ6トンが日本から中国に出荷され、輸出が再開されたことが分かった。5日に日本を出発した。中国が2023年8月、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に伴って日本産水産物の輸入を全面的に中止して以来、出荷は初めて。日本政府関係者が明らかにした。
中国は6月に日本産水産物の輸入再開方針を発表し、中国当局や日本の事業者が準備を進めていた。日本の事業者で、トリチウムなどの放射性物質の検査などを経て、中国に輸出できるのは6日時点で3事業者のみ。ほかの事業者も登録を目指しており、今後輸出量が拡大する見通し。
高市早苗首相は10月末、韓国で中国の習近平国家主席と初めて会談。円滑な水産物輸入再開などを求めていた。【田所柳子】
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