日本で販売するテスラのEV「モデルY」

日本自動車輸入組合(JAIA)が7日に発表した10月の輸入車販売台数(日本メーカー車除く)は、前年同月比11%増の1万7688台だった。10カ月連続のプラスとなった。電気自動車(EV)は34%増の2562台で、テスラなど輸入EVが国内のEV販売をけん引している。

輸入車全体の15%をEVが占めた。EVは12カ月連続でプラスだった。

メーカー別の台数では、テスラが大半を占める「その他」は前年同月比3.3倍の1125台だった。「その他」の1月からの累計販売台数は前年同期比2.1倍の9191台で、初の年間1万台超えが目前となった。中国・比亜迪(BYD)は2.1倍の321台。9月は期間限定の値引きで台数を伸ばし前年同月比約3倍の802台で過去最高だったが、10月は落ち着きを見せた。

ブランド別にみると、独メルセデス・ベンツが6%減の3338台で首位となった。2位は独BMWで2389台(18%減)、3位は独フォルクスワーゲンで2100台(78%増)だった。

乗用車の価格帯別では1000万円以上が12%増の2985台、400万円以上1000万円未満が7%増の1万916台、400万円未満が52%増の3312台だった。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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