
JR東海系のジェイアール東海フードサービスは、シャチホコ型シュークリーム「シャチボン」を復活販売した。シャチボンは名古屋土産として人気を集めるひよこ型プリン「ぴよりん」の先輩スイーツで、新たな「名古屋駅の顔」を目指す。
黄金色に焼きあがった皮に、つぶらな瞳とチラリとのぞくイチゴの舌。高さ10センチメートルを超える尾ひれが目をひくのは、シャチボンだ。名古屋らしいシャチホコをかたどったシュークリームで、名古屋駅前の喫茶店でまずは1日30個を提供する。
シャチボンは2000年に誕生して以来、販売店の閉店や原材料高騰のあおりを受け、2度販売を休止した。今回復活した3代目は自社工場での内製化に切り替え、原材料高に対応した。
今後は様々な層から幅広い支持を集めることを目指す。同社は「トークや動きといった要素でぴよりんと差異化し、今後はグッズの展開を考える」と説明する。

シャチボンを提供する喫茶店「ボン・ヴォヤージュ」では、夜には「シャチボンアラモード」(1650円)やコーヒーを使ったカクテルを限定販売する。レトロさと新しさを掛け合わせたメニューで、モーニングやランチ時に客が集中する喫茶業態の夜間集客を底上げする。
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