ジャパンモビリティショーに多くの来場者が集まった(9日、東京都江東区)

国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」が9日、閉幕した。11日間で完成車メーカーや部品メーカーのほか、通信やスタートアップなど過去最多となる522の企業・団体が出展した。来場者は101万人で目標としていた100万人を超えた。23年の前回開催の111万2000人からは1割減だった。

各社が展示した電気自動車(EV)のコンセプト車や自動運転技術などが目玉となった。主催する日本自動車工業会(自工会)も日本の歴史を支えた旧車や10年後の未来をコンセプトとして次世代モビリティーを展示した。

スズキの鈴木俊宏社長(8日、東京都江東区)

自工会の副会長も務めるスズキの鈴木俊宏社長は最終日前日の8日、イベントを前に「モビリティーのほかに、いろんなものを見せるショーになった。いろんな未来の形、車の形がある。今後何が出てくるか、楽しみだ」と振り返った。

自工会は9日の閉幕後、「多岐にわたる産業と手を取り合い、『モビリティーがもたらす明るい未来』への希望を届け続ける」とのコメントを発表した。愛知県から来た10歳の男子小学生は「金のキラキラなベンツの車があってカッコよかった」と話した。

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