
再生可能エネルギー大手のレノバは10日、2025年4~9月期の連結最終損益(国際会計基準)が33億円の黒字(前年同期は1億2800万円の赤字)だったと発表した。新たに稼働したバイオマス発電所の出資率を引き上げて子会社化したことによる「企業結合に伴う再測定による利益」を計上した。前年同期に停止していた発電所が安定稼働したことも寄与した。
売上高にあたる売上収益は前年同期比21%増の406億円だった。新たに稼働したのは唐津バイオマス発電所(佐賀県唐津市)で、9月末に商業運転を始めた。24年に一時稼働を止めていた徳島津田バイオマス発電所(徳島市)が安定稼働したほか、小型太陽光発電所の開発も堅調に推移し収益を押し上げた。
26年3月期通期の見通しは据え置いた。売上収益は前期比29%増の905億円、純利益は44%減の15億円を見込む。固定資産税の計上や冬期の日射量の減少による太陽光発電事業への影響を踏まえた。
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