LINEヤフーは11日、アリババ集団傘下の越境電子商取引(EC)サイト「天猫国際(Tモール・グローバル)」への出品を支援するサービスを始めたと発表した。運営会社の日本法人と組み、Yahoo!ショッピングの出店者が簡単に出品できるようにした。中国では、日本からの越境ECの購入額が2兆円に達するなど日本製品の人気が高まっている。
越境ECを運営するTモールの日本法人と連携して、商品説明の翻訳から配送手続きまでを一貫して代行する。利用者側はYahoo!ショッピングの出品ツールを使い、日本で販売する場合とほぼ同じ手順でTモールに商品を出品できる。初期費用や利用手数料は無料だが、商品が売れた場合は売上高から一律の手数料を徴収する。
LINEヤフーの調査では、Yahoo!ショッピング出店者の約6割が越境ECへの参入に関心を持っていた。楽天市場やアマゾンなど国内のECサイト間の競争が激しくなるなか、海外販路の提供を出店希望者の取り込みにつなげる。
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