
三菱重工業傘下の三菱造船は富山高等専門学校(富山市)向け練習船「若潮丸」の命名・進水式を三菱重工下関造船所江浦工場(山口県下関市)で実施したと発表した。富山高専にとっては31年ぶりの新たな練習船で、三菱造船が同校向けに建造するのは初めて。2026年3月の引き渡し予定で、航海実習や調査研究などに役立てる。
若潮丸は全長約56.3メートル、幅約10.6メートル、深さ約5.8メートルで、総トン数は約370トン。定員は約60人で、速力12.5ノットで航海できる。湾央部の水深1000メートル超という富山湾で詳細な海洋調査・研究ができるよう、各種音響観測機器、Aフレームクレーン、各種観測ウインチといった海洋観測設備を装備した。
操船シミュレーターや実習用配電盤を備え、反復訓練ができる環境も整えた。教育的観点から日々の磨き作業などが必要な木甲板を採用し、機器の音や振動の違いが分かるよう主機室と発電機室を分けた設計とした。災害時における船上基地局の運用、給水、給電、支援物資輸送、居住設備提供といった支援船としての機能も有する。
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