経済産業省が12日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭小売価格(10日時点)は、全国平均で前週比10銭安い173円50銭と小幅ながら2週ぶりに下がった。与野党で合意したガソリン税の暫定税率廃止への対応として、13日から段階的に補助金を増額するため、年末にかけて店頭価格は値下がりする見通し。

石油元売り会社に支給するガソリン補助金は、13日に1リットル当たり10円から15円に増額。2週間ごとに5円程度増額し、12月11日に暫定税率と同額の25.1円を支給する。日本エネルギー経済研究所石油情報センターは、来週の価格について「補助金の増額により、相応の値下がりを見込む」と述べた。

12日発表のガソリン価格は、地域別では17道県で値上がりし、5府県で横ばい、25都府県で値下がりした。最も高かったのは鹿児島の183円90銭、最安値は埼玉の167円40銭だった。

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