JR東海の2025年9月中間決算は、売上高が9822億円(前年同期比12.4%増)、純利益は2981億円(同27.6%増)で、いずれも過去最高だった。訪日客の利用に加え、関西・大阪万博への送客でも大きな上積みがあった。

 運輸収入は、東海道新幹線が同15.1%増の7324億円と大きく伸びた。観光目的だけでなく、ビジネス利用もコロナ禍前に戻りつつあるという。駅の売店など店舗の売り上げも好調だった。

 丹羽俊介社長は「(のぞみ号を1時間に最大12本運行できる)ダイヤを最大限活用して、需要に合わせた弾力的な列車設定ができた」と述べた。

 9月までの業績を踏まえ、2026年3月期の純利益予想を、4230億円から4800億円(前年比4.7%増)に上方修正した。

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