トルアルトバイオエナジーのエタノール工場

住友商事は13日、インドの製糖大手MRNグループ傘下のガス製造企業に出資したと発表した。出資比率は49%で、投資額は非公表。今後はMRN傘下でインドのエタノール最大手のトルアルトバイオエナジーとも協業し、インド国内でバイオメタンガスの製造設備を複数新設する。2028年に1日あたり計320トンの製造を目指す。

バイオメタンガスの製造にはサトウキビの搾りかすやエタノール製造時に出る廃液を活用し、主に自動車燃料として販売する。将来はバイオエタノールを活用した再生航空燃料(SAF)の製造も検討する。

住友商事は6月、デンマークでバイオガス製造への参入を発表するなど、バイオ燃料の開発に力を入れている。バイオガスの知見を持つガス企業への出資やトルアルトとの協業で、製造ノウハウを早期に取り込む狙いがある。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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