コンクルーが提供する「コンクルーCloud」の画面イメージ

建設業向けの業務管理サービスを手がけるコンクルー(東京・中央)は、ベンチャーキャピタル(VC)のOne Capital(ワン・キャピタル)などを引受先とする第三者割当増資で1億7000万円を調達した。人工知能(AI)を活用した製品開発に充てる。まず2025年度中にAIを使って見積もり作成の作業を減らす機能の提供を始める。

コンクルーは日揮発のスタートアップで23年に設立後、24年5月に日揮からスピンアウト(分離・独立)した。従業員が10人程度の中小建設会社向けに、案件管理や見積もり作成、工程管理などといった一連の業務を一元管理できるクラウドサービスを手がける。24年8月にサービスの提供を始め、これまでの利用者数は2000人を超えた。

増資はほかにVCのXTech Venturesなども引き受けた。今回の資金調達はビジネスの初期段階「プレシリーズA」にあたる。

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