米コーヒーチェーン大手スターバックスの労働組合は13日、バリスタ1千人超が公正な契約が締結されなかったなどとして、ストライキを始めたと発表した。ニューヨークやシアトルなど、40都市以上の65店舗で実施する。終了日は決めておらず、過去最大規模になる可能性も示唆している。

 ストライキを発表したのは、約550店舗を代表する労働組合「スターバックス・ワーカーズ・ユナイテッド」。スターバックスが「よりよい人員配置、高い賃金、数百件に及ぶ不当労働行為の解決策の求めに対する新たな提案を拒んだ」と主張している。

 13日は、対象の飲み物を買うと限定の赤いカップがもらえる「レッド・カップ・デー」で、米メディアによると1年で最も忙しい日の一つだという。スターバックスは、全米の1万7千店舗のうち、影響を受けているのは1%以下にとどまるとしている。広報担当者は「組合が(交渉に)戻る用意ができたら、我々は話し合いに応じる」とコメントした。

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