東映が14日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比57%増の119億円だった。所有する不動産の売却益として36億円を計上した。他社配給の映画「国宝」や「鬼滅の刃」のヒットで、映画館運営などの興行関連事業が好調だった。
売上高は4%増の913億円、営業利益は2%増の197億円だった。「東映プラザ」で展開する複合商業施設やマンションなどの賃貸運営が堅調に推移した。建築内装事業も大型工事の受注が増えた。自社配給の映画やコンテンツの配信権など映像関連事業の不振を補った。
26年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比1%減の1774億円、純利益は30%増の205億円を見込む。映像関連事業では、12月公開予定のアニメ映画「ペリリュー」や福士蒼汰さんらが出演する恋愛映画「楓」などの貢献を見込む。同社は13日に通期業績見通しを上方修正していた。
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