農林水産省は14日、全国のスーパー約1000店舗で3~9日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格が、前週より81円高い4316円だったと発表した。今年5月中旬に記録した4285円を上回り、集計を始めた2022年3月以降の最高値を約半年ぶりに更新した。
販売されたコメの69%を占める新米を含む銘柄米は、前週比33円高い4573円と4週連続で最高値を更新。政府備蓄米などの比較的安価なブレンド米は3732円と176円上昇した。銘柄米とブレンド米の販売比率に変化はなかったが、いずれも値上がりし、平均を押し上げた。
収穫前から始まる業者間の取引で、25年産は前年よりも大幅に高値を付けた。こうした新米が本格的に流通し、店頭での販売価格も高止まりが続いている。
ドラッグストアなども含む小売店約6000店を対象とした別の調査でも116円上昇し、4444円だった。一方、スーパー約1200店が対象の調査では1円安い3768円だった。
食品スーパーの売り場に並ぶブレンド米=7月31日、東京都内
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