イベントで公開された淀川左岸線2期の豊崎インターチェンジ(16日、大阪市北区)

阪神高速道路会社は16日、大阪市と共同で建設中の高速道路で、大阪・関西万博のシャトルバスのアクセスルートに活用した「淀川左岸線2期」の現場公開イベントを開いた。淀川の堤防を一部掘削してトンネルをつくるなどの工事を進めており、2032年度の完成を目指している。

延長4.4キロメートルで、阪神高速神戸線の海老江ジャンクション(JCT)と、新御堂筋(国道423号)とつながる(仮称)豊崎インターチェンジ(IC)をつなぐ。政府が都市再生プロジェクトに位置付けた「大阪都市再生環状道路」を構成し、都心部の渋滞緩和などの整備効果を見込む。

2000年に阪神高速道路公団(現在の阪神高速道路)が事業着手し、途中から大阪市が建設に加わった。万博会期中は工事の一部を休止し、仮の舗装をするなどして暫定的に供用。新大阪駅や大阪駅などから会場の夢洲(ゆめしま)をつなぐシャトルバスが走り、自動運転バスも利用した。仮の舗装ははがし、改めて工事をする予定だ。

イベント参加者は新御堂筋とつながる傾斜路などを見学した

現場公開は豊崎ICで実施。家族連れらが傾斜路を歩いたり、土木技術を体験できるコーナーを楽しんだりした。

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