スーパーに並ぶそうめん(東京都葛飾区、いなげや金町店)

日本チェーンストア協会(東京・港)が22日発表した7月の全国スーパー売上高(新店を含まない既存店ベース)は前年同月比3.1%増だった。5カ月連続で前年同月を上回った。売上高の約7割を占める食料品の販売が伸びた。物価高による節約傾向は続き買い上げ点数は減るが、販売価格の上昇が補った。

7月の全店ベースの総売上高は1兆774億円だった。食料品は既存店ベースで3.6%増加した。冷凍食品やパン類などが好調だった。猛暑の影響で乾麺や天ぷらといった総菜の販売も良かった。

日用雑貨などを含む住関品は1.4%、衣料品は2.8%とそれぞれマイナスだった。住関品は外出需要もありUVケア商品やクーラーボックスなどは良かったがトレーディングカードや文具などの販売が鈍かった。

日本チェーンストア協会は「住関品を中心にセール時にまとめて購入する傾向は続いている」とした上で「夏休みなどで出費が増えるなか食料品の出費を抑えている。価格に敏感な状況」と分析している。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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