北海道電力泊原発3号機が立地する北海道泊村の高橋鉄徳村長は17日、村議会の全員協議会で原発再稼働に村として同意する意向を表明し「安全確保を大前提に、地元経済の活性化を期待する」と述べた。同社と安全協定を結ぶ4町村で首長が同意を表明するのは初めて。
協議会で高橋村長は、同社や道主催の住民説明会で厳しい反対意見がなかったことから、「おおむね理解を得られている」と判断したと説明。北海道では「半導体産業やデータセンターの新増設による需要が見込まれる」とし、「国のエネルギー政策に協力していく」とも言及した。
泊村議会は10月31日に早期再稼働への同意方針を決めていた。他の3町の議会でも同様の動きが続いている。
北海道電は2027年早期の再稼働を目指しており、周辺4町村や知事の同意が得られるかどうかが焦点。鈴木直道知事はこれまで賛否を保留している。
〔共同〕
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