愛三工業は17日、自動車向け部品を手掛けるトライス(三重県松阪市)を買収すると発表した。これまでも部品の供給で取引はあったが、買収で知見を吸収。注力する燃料ポンプ製品や電動車向け製品の商品力を高めて相乗効果を狙う。
三菱商事系の投資ファンド丸の内キャピタルから2026年1月30日付で全株式を取得する。買収額は非公表。トライスはモーターに使われるカーボンブラシなどを製造する。
愛三工業はトヨタ自動車向けを主力とし、22年にデンソーから燃料ポンプ事業を買収するなどエンジン部品を強化しながら電動化対応も進めている。トライスの要素技術を組み合わせることで、製品のラインアップ拡充や開発期間の短縮を図れるとみる。
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