ヤマハの米子会社、ヤマハミュージックイノベーションズは音楽キャリア支援プラットフォームを運営するGroover(グルーバー、米ニューヨーク州)と協業を開始した。成長を見込むブラジルで音楽・楽器市場づくりにつなげる。

まずはグルーバーとヤマハのブラジル販売子会社、ヤマハ・ムジカル・ド・ブラジルが連携して同国で音楽コンテストを開く。ヤマハはブラジルを拠点に活動するアーティストやクリエーターと関係を築くほか、同国の文化に根ざした電子楽器などの開発に役立てる。

ヤマハミュージックイノベーションズの杉野祐介最高経営責任者(CEO)は「ブラジルを皮切りに各地域の活気あふれる音楽コミュニティーとより深くつながり、世界中のクリエイター向けの事業創出と拡大をめざす」としている。

ヤマハは2024年4月にオープンイノベーションの創出をねらい、米シリコンバレーに事業開発拠点を設置した。25年1月に同拠点を法人化し、ヤマハミュージックイノベーションズを設置した。同年4月にはコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を設立した。

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