力の源HDは訪日客比率が上昇し売上高が増えた(福岡市内の店舗)

ラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングス(HD)が14日発表した2025年4〜6月期連結決算は、純利益が前年同期比43%増の6億3900万円だった。同社所有の福岡市内の土地と建物を売却したことにより発生した固定資産売却益が寄与した。

売上高は4%増の85億円と同期間で過去最高だった。国内店舗で比較的客単価の高いインバウンド(訪日客)比率が上がり、客単価が2%高くなった。一方、海外店舗は情勢不安や物価高を背景に消費者の外食需要が鈍り客数が減少したことで5%の減収だった。

営業利益は19%減の4億6600万円。新卒採用などによる人件費が増えた。国内店舗では猛暑で客数が減り、人件費率が上がったことが響いた。26年3月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比9%増の372億円、純利益は24%増の21億円を見込む。

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