
中部電力は18日、愛知県で栽培・収穫したコメを県内の企業の社員食堂で提供すると発表した。田んぼに水を張らず直接種もみをまく方式で栽培したコメで、田植えや水の管理といった労働コストが低減できるほか、水田から発生するメタンガスを8割減らせる。社員食堂運営のエームサービス(東京・港)に約4000キログラム販売した。
中部電力は愛知県や三重県などで水を張らない稲の栽培実験をしており、このうち愛知県で収穫した「あいちのかおり」を提供する。コメの水分量やおいしさを表す指標の「食味値」は一般的な栽培方法と変わらないという。
中部電力の担当者は「環境負荷を低減した栽培方法でつくられたコメのサプライチェーンの実現を目指す」と話した。
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