豪雨被害が深刻化する中、帝人子会社の帝人フロンティアと突っ張り棒メーカーの平安伸銅工業(大阪市)が組んで開発した雨による玄関からの浸水を防ぐ製品が注目されている。水にぬれると吸着性を増す超極細繊維を一部使用した防水シートを突っ張り棒のような部品でドアの内側に固定する仕組み。浸水対策で通常使われる土のうに比べ防止性能は12倍と効果が高いだけでなく、工具なしで5分程度で組み立てられるという。国土交通省によると2023年の水害被害額は7100億円に上り、前年比で1000億円も増えるなど厳しい状況となっている。家庭でも気軽に使える製品のニーズは高まりそうだ。
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