GOの広告が施されたジャパンタクシー車両

配車アプリ大手のGO(東京・港)は19日、東京都内で相乗りタクシーの配車サービスを提供するエリアを20日から広げると発表した。従来の千代田区や中央区などに加えて文京区や台東区など新たに6区を加える。2席を同時に予約できるようにするなど、利便性も高める。タクシーより割安な交通手段を提供して多様な移動需要に応える。

GOの相乗りサービスは、利用者があらかじめGOのスマートフォンアプリ上で対象エリア内にある乗降スポットから乗降場所と日時を指定する。その後、GOが複数の利用者の乗車順を踏まえ、目的地までの最適なルートを決める。通常のタクシー配車より遠回りになる可能性が高いものの、料金は4〜5割安くなるという。

エリアの拡大に伴い、都内全体の乗降スポットを現在の約1100カ所から約4700カ所に増やす。対応車種も従来のワゴン車両にトヨタ自動車のタクシー専用車両「ジャパンタクシー」も加える。サービス名称も「GO SHUTTLE(ゴーシャトル)」から「GO ECONOMY(ゴーエコノミー)」に変更する。

2席目の予約は1席目よりも安くする。平日は午前7時ごろから午後10時ごろまで、土日祝日は午前7時ごろから午後6時ごろまで利用できる。通勤や買い物など幅広い移動需要を取り込む。

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