
東映太秦映画村(京都市右京区)は19日、敷地の8割にあたるエリアを刷新して2026年3月28日に改装開業すると発表した。28年春の全面改装に向けて工事を進めており、今回は第1期エリアの開業となる。閉園時刻を従来の午後5時から夜9時まで延長し、外国人観光客やカップルなど新たな客層の獲得を目指す。
開園時間は閑散期を除いて午前9時だったが、来春から午前10時とする。
第1期エリアでは、東映京都撮影所の美術スタッフが江戸時代の町並みを再現。京都の老舗しょうゆ店やクラフトビール店など飲食店10軒が新たに入居する。屋外ショーや茶道体験を楽しめるほか、着物をレンタルして園内を散策できる。若者や子連れ客を含む幅広い世代が楽しめるコンテンツを増やす。

施設名は「東映太秦映画村」から「太秦映画村」に改める。東映の映画に限らず映画文化全体を発信する。映画村は24年4月から順次リニューアル工事を進めており、遊郭ゾーンを含む第2期エリアは27年春にオープンする。第3期エリアの芝居小屋は28年春の開業を目指す。28年以降には温浴施設も開く。
【関連記事】
- ・あぶらとり紙のよーじや、京都市内に和食店 京都産食材にこだわり
- ・野村不動産、京都駅前「京都アバンティ」に和太鼓劇場 26年春開業
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。