セコマはボージョレ・ヌーボーをグループ全体で約6万8000本輸入、販売する(20日、札幌市のセイコーマート南8条店)

セコマ(札幌市)は20日、コンビニエンスストア「セイコーマート」でフランスのワイン新酒「ボージョレ・ヌーボー」の販売を始めた。赤ワイン2種、ロゼワイン1種を取りそろえ、価格は2398〜2728円。近年のボージョレ商戦は全国的に盛り上がりに欠ける中、セコマはグループ全体で2025年も前年と同規模の約6万8000本を直輸入、販売する計画だ。

20日午前0時、札幌の繁華街すすきのエリアにあるセイコーマート南8条店ではボージョレの解禁イベントが開催され、関係者や居合わせた客らがワインの新酒シーズンの到来を祝った。イベントで試飲したソムリエは今年の特徴として「果実味があふれつつ、若干の渋みがあって飲み応えがある。料理と楽しめるワインだ」と評した。

1980〜2000年代初頭に日本でブームが起きたボージョレだが、近年は消費の低迷が続く。24年の国内輸入量はピークの04年から7分の1まで落ち込んだ。セコマでもピーク時に比べ輸入量が落ち込んでいる一方、ワイン輸入に強みを持っていることもあり、現在もテレビCMの放映や予約販売を通して商戦を盛り上げている。

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