
電子部品を手がける日本航空電子工業はこのほど、車載機器の電源に使うコネクターの新製品を発売した。対応できる電流の容量を、既存の製品から約3倍に高めた。自動運転の進展を背景に運転の補助をする機器などに対して、より大きな電流に耐えうる性能が求められていることに対応する。
新たに発売したのは「MX81Dシリーズ」。製品の価格は個別見積もりで非公表とした。ハンドル操作を補助する「パワーステアリング」のほか、ヒーターやオーディオ機器などの電源向けに使う。部品の構造を工夫したことで、コネクターをつなぐ際に差し込みが足りないといった不具合を防ぐこともできる。
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