サッポロビールが休売するエビスのギフト商品

サッポロビールは21日、歳暮向け商品5種類の販売を11月25日に卸企業に到着する分から停止すると発表した。全国向けに販売している商品は全て休売となる。北海道限定で展開している4商品のみ販売を継続する。アサヒグループホールディングス(GHD)がサイバー攻撃を受けた影響で、ギフトの代替需要が急増し、安定供給が難しくなった。

休売を決めたのは缶ビール「黒ラベル」や「エビス」を詰めたギフト商品4種類と新潟県で限定販売している「風味爽快ニシテ」缶セット1種類。サッポロは10月にも「エビス」や「黒ラベル」のギフトセット10商品を休売した。

ビール国内大手では既にキリンビールが歳暮向け商品の販売を12月1日出荷分から停止すると決めた。サントリーも13種類の商品の販売を取りやめた。

アサヒGHDはランサムウエア(身代金要求型ウイルス)とみられるサイバー攻撃を受け、9月29日にシステム障害が発生した。依然として商品の受注や出荷が遅れている。

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