
ショートドラマアプリ「BUMP(バンプ)」を展開するemole(エモル、東京・目黒)は電通、デジタル広告のセプテーニ、ショートドラマを手掛ける新興のGOKKO(ゴッコ、東京・港)と共同で、ショートドラマを活用して企業のマーケティングを支援する「ショートドラマ・マーケティング・ラボ」を21日に発足した。
エモルとゴッコはスマートフォンで手軽に見られる1話3分程度の縦型ドラマの企画・制作に強みを持つ。ラボではドラマ内で企業や商品名を出すことで認知度を高める「ブランデッドコンテンツ」を企画・制作し、若者向けマーケティングを支援する。SNSで映像を拡散しやすいよう、ショートドラマを基に切り抜き動画も制作する。
エモルは2018年に創業。25年9月時点でアプリのダウンロード数が250万を超え、SNSなどでの動画再生は累計30億回の実績を持つ。25年10月には事業開発段階の「シリーズA」として静岡銀行や日本政策金融公庫など7社から6億9000万円を借り入れて資金調達した。調達資金はコンテンツ制作や海外展開の強化に充てる。
ゴッコは21年に縦型ショートドラマクリエーター集団「ごっこ倶楽部」を結成し、22年に創業。制作したショートドラマの累計再生数は25年9月に100億回を超えた。
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