
そごう・西武は21日、大型改装中の西武池袋本店(東京・豊島)で高級ブランドフロアを28日から順次開業すると発表した。まず年内に仏ブランドの「セリーヌ」や英「バーバリー」など47店舗を開く。その後も順次、テナントの開業を進め2026年5月にかけてほぼ全店舗が出そろう見通しだ。
2階には8つの大型高級ブランド店が入り、第1弾の開業では「セリーヌ」のほか、「グッチ」や「ロエベ」など4店舗が開店する。4階には西武池袋本店初出店の「サンローラン」など16店舗が出店する。アパレルのほか靴やバッグ、レザーグッズなど幅広い商品を取り扱う。5階には「ティファニー」「ブルガリ」など宝飾品・時計を扱う23店舗が出店する。

このほかにも1階には12月に香水を中心にフレグランス用品を扱う関東最大級のエリアを開く。池袋本店は「インクルージョン」がテーマで、婦人と紳士両方の商品を同じ店舗内で扱うブランドを中心に展開する。

そごう・西武によると、26年5月までに高級ブランドフロア以外の残るエリアも開業し、約380店舗のうちほぼすべての店舗が出そろうことになる。同店の改装を巡っては当初、25年夏の全面開業を予定していたが、改装工事が難航し全面開業が遅れていた。
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